機構について

取り組み

先端教学推進機構の目的

先端教学推進機構とは、先端的な教育システムを導入することにより、優れた教育コンテンツの充実を図るとともに、教育の国際展開を推進し、筑波大学の教育の発展及び学修の充実に資することを目的とした組織です。

先端教学推進機構の業務

先端教学推進機構は、以下に掲げる業務を行っています。

  • 先端的な教学に係る方針及び実施計画の策定及び推進並びにその総括に関すること。
  • 先端的な教学に係る教授法の開発及びファカルティ・ディベロップメントの企画並びに実施に関すること。
  • 先端的な教学に係る学修状況の分析及び可視化並びに学修支援情報の提供に関すること。
  • 国際化に対応したオンライン授業コンテンツの構築に関すること。
  • オンライン授業システムの高度化及びオンライン授業コンテンツの発信に関すること。
  • その他、目的を達成するために必要な事項に関すること。

組織図

組織図

機構長あいさつ

先端教学推進機構は、組織を超えた連携や機能強化に取り組み
①学生自身がもつ問題意識や興味に沿った様々な学問領域を専門とする全学の教員の下での学びや、教員や学生同士の正課外の交流を通じて、学生自身が自ら探求したい学問分野を見つけ深めていく仕組みである「全学的チュートリアル学修」を実現し、
②自ら問を設定し答えを見つけられるトランスボーダーな思索と実践ができる人材を育成し、
③学内の広範な学問領域にまたがる本学ならではの優れた教育コンテンツの充実と普及を推進します。

国内外の社会情勢が混沌としてきている現代社会が直面する諸問題に対し、可能な限りの普遍性をもってその問題に対するより良き対応を創出できる人材が今求められています。いわば、社会変革を担うことのできる人材です。そのためには、様々な社会の諸事情を理解しつつ、自ら考え、行動できる人材を育成できる体制を本学としても整えていかなくてはなりません。このことに対応するため、本学の指定国立大学構想では、学生の関心に沿った多様な学びを基盤に専門を深める「全学的チュートリアル学修」を開始することを掲げています。これは単に授業方法を変えるということではなく、学生には社会や学術の問題意識から課題を創造して探求するという思考(デザイン思考)が身に付き、教育組織においては、その教育を支えるために専門性・学際性がさらに深化し、教員やこれをサポートする大学院生の指導力や探究力も向上していく全学的な教育改革の方向性を内包します。

このような教育改革を現実のものとするためには、全学的な教育DXや教育内容の高度化を進めながら、教育の将来像を全学に示し共有しつつ、教育資源の効果的な運用を可能にしなくてはなりません。そこで、教学デザイン室(本学における教育の企画立案機能を担う)、教学マネジメント室(教育の内部質保証の実践機能を担う)、教育クラウド室(LMS(ラーニング・マネジメント・システム)の運営やオンラインコンテンツの作成支援等全学的なeラーニングの推進を担う)各室の役割に対して横串を通す連携を行い、分野横断的に機動性をもって教育改革の実現を目指すために、当機構は機能します。こうして、さらなる教育の国際展開を実現し、教育改革を先導します。

先端教学推進機構

機構長坪内 孝司